こんにちは。
おそうじ本舗 我孫子駅前店の坂本です。
今回は先週に日程変更をお願いしたお客様に、「日立製2004年モデルの洗濯機で、白い約束/型式NW...の分解クリーニング」にお伺いさせて頂きました。
日立製の洗濯機は、その他メーカーさんと比べて構造が違い、分解組立ての難易度が高いのと、脱水槽が洗濯槽から外れない事があります。
脱水槽が外れないのは、分解の技術の問題では無く、洗濯槽のモーター部に脱水槽がピッタリ噛み合うのと同時に、密着部に入り込んだ洗剤成分が凝固して、接着剤の代わりになって貼り付いて・・・外れないという事です。
※ピッタリ噛み合っているという事は、精巧に出来ているという事です。
少しでも気持ちだけでも、結合部に遊び(余裕)が有れば外れ易くなるんですけどね。
それで、今回ご依頼の脱水槽もガッチリ噛み合って貼り付いて、結合部に濃い目の洗剤を注いでも、スチームで熱しても、工具を使って引き抜こうとしても、全く歯が立ちませんでした。
脱水槽を専用工具で引っ張って、結合部が有る底面の厚いプラスチックが反ってきても外れない・・・これ以上は破損の恐れも有るので、脱水槽の取り外しを断念しました。
分解最後の工程だったのに・・・残念です。
でも、作業は断念(中止)できません。
洗濯槽と脱水槽の間に、石鹸粕の汚れが有るのを、お客様も私も見てしまいましたので・・・。
このままでは、明日から気持ち良く洗濯機が使えなくなってしまいます。
そこで、日立製の脱水槽が外れない事は想定の範囲内。
最悪の事態を回避するために、エアコン用の高圧洗浄機を持参していました。
※エアコン用の高圧洗浄機は、近距離のピンポイントで汚れを落とすのに効果的です。
決して、通販で購入したイエローの高圧洗浄機で洗濯槽やエアコンを洗浄しないでくださいね。
黄色い高圧洗浄機は屋外で広範囲に攻めたい時に使用してください。
洗濯槽と脱水槽の間や、洗剤投入口などに、洗剤をスプレーボトルに入れ、2本分で約1リットルを汚れ一面に吹付けて・・・しばらく待ちます。
次に高圧洗浄機の圧を強めにして、洗剤を吹付けた汚れの箇所に、ゆっくり丁寧に奥の方まで洗って流していきます。
1度、汚れの残りを確認して、ロングブラシ(パイプ洗浄用)で洗濯槽と脱水槽の間をブラッシングして、高圧洗浄2回目を行いました。
これで、照明を使って目視しても、洗濯槽と脱水槽の間の側面はキレイになりました。
次に高圧洗浄機でもブラシでも、どうにもならないのが底面の洗濯槽と脱水槽のすき間です。
洗濯機を組立てて仕上げて、作業後の試運転を兼ねて、洗濯機の水量を少な目(そこから15cm程度)にして稼働させます。
同時に、おそうじ本舗の石鹸粕汚れを落とす洗剤を投入しました。
すると、どんどん洗濯槽の底面から汚れが浮き上ってきます。
そうなんです。洗濯槽と脱水槽の底面のすき間は、高圧洗浄機もブラシも届かないので、「洗濯機の水流」と「おそうじ本舗の洗剤」で汚れを落とす事にしました。
困ったのが洗浄後に濯ぎ洗いを6回行っても、まだ汚れ粕が出て来ることでした。
汚れが落ちてくれるのは嬉しいのですが、なかなか終わりが見えません・・・スッキリしないんです。
最後は、お客様に濯ぎをお願いして、退室させて頂く事になりました。
※ちなみに、作業時間は脱水槽を取り外してクリーニングを行った方が遥かに速いです。でも、外せませんでした。
この度は、洗濯槽クリーニングのご依頼を頂き、誠に有難うございました。
これから先は、市販の洗濯槽クリーナーで定期的な洗浄をお勧め致します。
今後とも、よろしくお願い致します。
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