こんにちは。
おそうじ本舗 我孫子駅前店の坂本です。
今回は、「エアコンのカビ汚れ(発生&繁殖)を抑える方法と対策」を、カビが発生する条件に基づいて考えていきたいと思います。
まず最初にカビの発生する条件は4つ
①栄養・・・食品や木材だけでなく、ガラス・鉄・接着剤なども栄養としますので、エアコンの材質自体が栄養となります。
②温度・・・5℃~35℃で発育しますが、特に20℃~28℃が一番元気になります。
③水分・・・湿度60%を超えると発生しやすくなり、80%を超えると勢いを増します。
④酸素・・・ほんの少量でも酸素が有れば発育します。
「栄養」「温度」「水分」「酸素」の4つでカビが発生します。
という事は、逆に考えると「4つの条件の中から1つでも少なく出来たら」・・・カビの発生を抑える事が出来るという事です。
では、どの項目なら少なくする事が可能でしょうか?
①の栄養を無くすという事はエアコンを設置しない事になりますので・・・無理ですよね。
②の温度は、お部屋の中を5℃以下の極寒にするか、35℃以上の猛暑にするかでカビを抑えられますが・・・そんな極寒や猛暑の中で生活ができないのでエアコンを設置する訳ですから・・・無理ですよね。
④の酸素を無くすと・・・私たちが生きる事が出来ません・・・無理ですよね。
という事は、③の水分を少なくする以外に、現実的に可能な方法は無いという事になります。
ですが、冷房運転や除湿運転を行えば、お部屋の中の湿気(水分)を集めますので、エアコンの中は濡れてビショビショの洪水状態になってしまいます。
なので、③の水分も100%無くす事は出来ません。残念ですがカビの発生をゼロにする事は出来ません。ご理解頂きます様お願い致します。
では、どうやって水分を少なくして、カビの発生を抑えたら宜しいでしょうか。
冷房&除湿運転中のエアコンは上記の通り洪水状態なので、手の付けようが有りません。
なので、冷房&除湿運転の停止中の時間は、エアコン内の水気を出来る限り少なくする事を考えるのが一番良いと思います。
では、停止したエアコン内の水気を少なくする方法は・・・
①エアコンを分解して、内部の水気をタオルで拭き取る。(☓)
(お客様には無理な内容です。私たちでも都度分解をするのは面倒過ぎます。)
②窓を開けて換気を行う事でエアコン内を乾かす。(△)
(自然乾燥なのでお時間を要します。冷えた室内は徐々に暖まってしまいます。)
③エアコンに送風機能が有れば、運転してエアコン自身で風を発生させて乾かす。(△)
(送風機能や内部クリーン機能などでエアコン内部を乾燥させますが、お時間は要するのと、濡れたエアコンが送風しますので出てくる風はとっても湿っています。)
④エアコンの暖房運転を行い、エアコン内を暑くして一気に乾かす。(☓)
(暖房運転を行いエアコンを一気に乾燥させるので短時間で確実ですが、冷えたお部屋も一気に暖まってしまいます。)
思いつくのは、以上の4つでしょうか。
①と④は、現実的に無理なので、バツ(☓)マークを付けさせて頂きました。
残ったのは②と③で、自然に乾かす方法と、風を起こして乾かす方法になりますが・・・△印です。
お手軽なのは②の窓を開けて換気をするのと、③のエアコンに送風運転をさせる事になりますが、どちらも下記のデメリットがあります。
②窓を開ける事でお部屋の温度が上がってしまう。
③湿ったエアコンが送風するのでお部屋の湿度が上がってします。
本当に、良い解決策は見つかっていません。
いくつか、案を書かせて頂きましたが、エアコンのカビ汚れのキーワードは「水気・湿気」になります。
「湿気」がカビを発生させますし、「湿度」を無くせばカビが抑えられます。
お客様も、是非一緒にお考えください。
我孫子駅前店のエアコンクリーニングを、よろしくお願い致します。