こんにちは。
おそうじ本舗 我孫子駅前店の坂本です。
今回は換気扇レンジフードのクリーニングにお伺いさせて頂きましたが、以前からご自分でシロッコファンを外してお掃除を行っていたとの事でした。
しかし、「何年か前からファンが抜けなくなった」とご相談を頂いた次第です。
先ずは、「ドライヤーを持参してシロッコファンを外すところからスタートしましょう」とお客様にお伺い致しました。
基本的に、換気扇のシロッコファンが外せない理由は、ファンとモーター軸の間に油が入り込み固まってしまい、まるで接着剤でファンが貼り付いてしまった状態が殆どです。
①スチーム洗浄機で高温の蒸気をかけたり、ドライヤーの熱風をかけて、モーターの軸を熱する事で、接着剤代わりなっている油を柔らかく出来ます。
②油が熱で柔らかくなったらシロッコファンを引っ張ってモーターの軸から抜き取ります。
が、今回はドライヤー1時間の攻防で、モーターの軸は油が十分に柔らかくなる高温状態になっているにも関わらず、シロッコファンはモーターの軸と仲良し状態です。
こうなると、油の付着が原因でファンが外せないのではなく、ファンを固定するネジにサビが付着していたことも有り、ファンとモーター軸の間にもサビ等が有って抜けない可能性を感じてきました。
こうなると、力ずくでファンを引っ張って抜き取るか・・・しかし、ファンを引っ張るとモーター自体も引っ張ってしまうので、力ずくはモーターにも負担がかかります。
換気扇のシロッコファンを外す工具などは聞いたことが有りませんが、応用できる特殊な工具が無いと外す事は難しくなってしまいました。
お客様には状況をご説明して、特殊工具が「見つかる」または「作ったら」ご連絡をする事に致しました。
※2月22日に使えそうな工具がネットで見つかりましたので発注しました。
私も、換気扇のシロッコファンが外せなかった事は、過去に一度も有りませんでしたので、チョッと油断していました。反省しています。
最後に、このブログをお読みになったお客様に・・・。
換気扇のファンをご自分で洗浄している方は、「洗ったファンを良く乾かしてから取り付け」て頂く事と、ファンを取り付ける軸に「少しだけグリスを塗って」頂けると宜しいかと思います。
私たちの換気扇クリーニング時もそうですが、「ファンに付着した食べ物の油を綺麗に落とします」が、「一緒にサビ止めや潤滑用の油も落ちて」しまいます。
今、ご覧頂いているブログ内で、他の「換気扇クリーニング・・・」を見て頂くと、「最後に注油をして完了」と書かれているページがいくつか有ると思います。
それが「クリーニング後のメンテナンス」です。
よろしくお願い致します。
追伸:(2018年末記)当店もオープンから7年目となりますが、換気扇のファンが外れなかった事は、上文の1回だけです。
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