こんにちは。
おそうじ本舗 我孫子駅前店の坂本です。
今回は、お客様が誤解している「エアコンの内部クリーン」の意味を、ご案内させて頂きます。
クリーンという言葉から多くのお客様が誤解されている事は、
①エアコン内部をお掃除しているのでは?・・・お掃除も洗浄も行っていません。
②エアコン運転中に内部クリーンのランプが点いているので、エアコンが運転中にクリーンな状態を保っているのでは?・・・エアコン運転中に動作する機能ではありません。
③お掃除機能付きエアコンなのでは?・・・お掃除機能付きエアコンは、機械的にフィルターのお掃除をします・・・内部クリーンとは全く違う機能です。
解説させて頂きます。
①内部クリーンは、冷房除湿の運転停止後に、結露で湿ったエアコン内部を、送風運転などを利用して、一定時間乾燥を試みる機能です。
暖房運転ではエアコンの中に結露が起こりませんので、エアコン内部を乾かす試みの内部クリーンは動作しません。
②エアコンを運転中に内部クリーンのランプが点くのは、内部クリーンの機能が冷房除湿の運転停止後に自動的に動作するように、予約されている事をご案内するランプで、エアコン動作中には機能しません。
※運転停止中に手動で内部クリーン機能を動作させた場合にも点灯します。
③基本的①②の通り、「フィルターのお掃除を行うお掃除機能付きエアコン」とは全く異なります。
纏めさせて頂きます。
エアコンは、冷房・除湿運転を行うと熱交換機が冷やされて、エアコン内部に結露が起こります。
その結露の湿気(水)が、エアコン内部に発生するカビ汚れの原因となっています。
ですから、上文にも書いた通り、「内部クリーン」は冷房除湿の運転停止後に、結露で湿ったエアコン内の乾燥を試み、カビ汚れの発生を抑制するために考えられた機能になります。
そして、内部クリーンのデメリットは、エアコン内部に残っている湿気や臭いがお部屋に出てくる(戻ってきてしまう)事や、お部屋の温度が上昇してしまう事です。
この事から、内部クリーンの理想的な使用方法は、人が居ないときに換気をしながら動作させるのが宜しいかと思います。
上記の理由からなのか、就寝時などタイマーで冷房運転を停止させた場合には、内部クリーンが動作しないように設定されたエアコンもあるようです。
参考に、内部クリーンに関するエアコンの説明書を、下にご案内いたします。